natural farming
1
子育てするように、
自然と植物に向き合う
植物がどう生きたいのか、植物の気持ちに寄りそう。
そして、植物の生命力が高まるように、
適切にサポートし、かつ余計なことはしないことが大切だと考えます。
2
土づくり
作物の栽培においては、とにもかくにも土づくりが重要だと考えます。
そのためには、土壌中の生き物を絶やさないこと、彼らが必要としている空気、水、光、草を供給することが必要です。
草が生えれば根が張り巡る。
根が張れば土が割られて空気や水、光が入り込む。
根は微生物の餌となり、葉は土壌動物の餌となる。
餌は糞となって、土壌に戻るとミネラルになる。
こうして自然は完全なる循環を繰り返し、植物が良く育つようになる。
生える草の種類によって、共生する微生物や土壌動物が変わります。
多くの種類の植物が生えれば、作られるミネラルも種類も増える。
多様性があるからこそ土は豊かになるのです。
3
私たちと未来の子供たち
のためを考える
飽食であるのに、貧食の時代ともいわれる現代。
食生活の変化の広がりや、土壌のミネラル不足が招く野菜の栄養低下など、
「食」は「健康」に大きく影響します。
自然も社会も、結果が出るには時間がかかります。
一枚の畑でできること、私たちの力はほんの僅かです。
でも、そこから伝えていけること、お役に立てることはきっとあるはず・・
今やることが、30年後の未来を作っていく。
だからこそ、自分たちが何をするのかが大切だと思うのです。
農薬不使用・・・環境への影響はもちろんのこと、農薬は有用な微生物をも減少させてしまいます。
また、防護せずに使用すれば、散布者はダメージを受ける可能性もあります。
大空の下で、時には裸足や素手で土に触れてみたり、やはり畑では野良着がいちばん。
自然と触れ合い、互いに元気をもらいながら、愛情を注ぐ。
働く人が安全に、笑顔で楽しくお仕事ができること。
安心安全はここから始まるのだと思います。
化学肥料不使用・・・化学肥料は微生物の力を借りなくても植物が吸い上げることができてしまいます。
つまりは即効性がある反面、微生物の仕事を奪うことになる。
有機物を無機物に変えるという有用な微生物の仕事を大切にするためにCOCOCIでは使用していません。
4
感謝する気持ち
畑で耳を澄ませば、心地よい風、鳥や虫の声、流れる水、たくさんの音が聞こえてきます。
作物全てが大自然の力と働きでできています。
自然はただただ、与えてくれるばかり。
芽吹いた命は、生きることに感謝させてくれる。
自然の中にいる自分の存在に気づけば、
生きていることを実感させられる。
空気を吸い、喉を潤し、笑い、喜び、感動する。
当たり前だと思っていたことは、当たり前なのだろうか・・・
まずは、作物が育ってくれたことに心から感謝すること。
とても大切なことだと思うのです。